頬杖ポーズ(フロッギーポーズ)はやらないで!
- うに わたなべ
- 2021年7月19日
- 読了時間: 2分

頬杖ポーズは、首がすわっていない赤ちゃんのお世話中に行う事ではありません。
眠っているように見えても、大きなストレスにより、ぐったりした状態です。
泣いて苦痛を知らせたくても、泣く事すら出来ません。
体も心も大きな苦痛を与えられ、知能の健常な発達も妨げられてしまいます。
『プロにお任せください』『専門知識を持っている』『医学的知識により行っている』と書いていながら頬杖を撮影するカメラマン達に注意してください。
もし医療従事者が関わっていれば、未熟な新生児にこのような事は絶対に行いません。
頬杖ポーズを撮影するカメラマンは、いかに芸術的に撮るかだけを大切にしています。撮影現場で赤ちゃんが倒れないで、合成により本当に頬杖しているかのように見せる方法を行い、それを安全と呼んでいます。
医学的知識を持っていないから、非常識な事をするのです。
新生児は未熟な体で、重力に耐えながら必死に生きています。
新生児の骨は軟骨です。
柔らかい脳の表面に、まるで島のように浮いている軟骨は徐々にくっついて1つの骨になっていきます。
これは、生まれてくる時に産道を通る時、骨同士が重なり合って、体を小さく細く縮めるためです。
頭の骨は約3か月かけてくっついていき、頭蓋骨が出来上がります。
浮島状態な軟骨に包まれた、1キロ程の重い頭を
イラストのように持つことはしないでください。
万が一、頭に負担をかけてしまった場合、その後遺症が発見されるのは早くて3歳以降です。
頬杖だけではありません。
不自然なうつ伏せも、ポテトサックポーズも然り。
新生児が自ら出来ない不自然なポーズは、新生児の心・体に大きな負担をかけるのです。
大切な赤ちゃんにリスクのある撮影を何故望みますか?
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