ポテトサックポーズのリスクについて考える(注意!こんなに苦しいおくるみの巻き方をしています)
- うに わたなべ
- 2021年6月6日
- 読了時間: 2分
更新日:2021年8月9日

ポテトサックポーズとは、赤ちゃんをおくるみで必要以上に小さくきつく巻き、雪だるまのように立たせるポーズです。
今日は、もし大人がこのポーズを行ったら、と考えてみましょう。
赤ちゃんの頭の重さは、体重の約1/3です。
体重45kgの大人の場合、15kgに相当します。
実際の大人の頭の重さは、体重の約10%なので、4.5kg程となります。
45kgの大人が赤ちゃんと同じ頭の重さを体感するならば、あと10.5kg足さないといけません。
あぐらをかいて座った状態で、体をぐるぐる巻きにされたと想定しましょう。
胸からお腹の辺りは必要以上にきつく巻かれて、息苦しい状態です。
何故なら、重い頭が安定するように、まるで雪だるまのような形になるまでぐるぐる巻くからです。
そこに、頭の上から10.5kgの重りを乗せられます。
どんな気持ちでしょうか?
また、数日前までママのお腹の中にいたときの重力は、現在の1/6。
重りも含めた15kgの頭は、6倍の、90kgの体感です。
次の5枚の写真は、ポテトサックポーズのおくるみの巻き方です。





手は完全に固定され、自由を奪われています。
背中は極端なCカーブになっています。
赤ちゃんは息苦しく、血液循環が悪くなり、内臓の働きにも悪影響があります。
体を立たせて撮影する際、約1キロの頭の重さが体を潰し、更に内臓に負担をかけます。
こんなに苦しい状態にして、赤ちゃんが心地よく寝ると思いますか?
赤ちゃんは抵抗も出来ず、体力を奪われて、静かになっている状態なのです。
赤ちゃんを1人の人間として尊重するならば、このような行為は避けてください。
安易に可愛いなんて言わないでください。
赤ちゃんの安全を考えて撮影してください。
どうか、お願いします。
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