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愛育病院・石井先生からのメッセージ

  • 執筆者の写真: うに わたなべ
    うに わたなべ
  • 2021年5月2日
  • 読了時間: 2分



ニューボーンフォトにおける危険なポージング(頬杖・うつ伏せ・ポテトサックポーズ)につきまして、医療の専門家の先生からメッセージを頂きました。


これらのポージングは、私自身、過去に講座で習っています。

しかしながら数々の疑問があり、実際には撮影していません。

医療の専門家の先生に沢山お声かけし、やってはいけない事だと判ったからです。


石井先生には撮影方法もお伝えし、実際にSNSでアップされている写真や動画をご覧頂いた上でメッセージを頂きました。



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愛育病院 新生児科フォローアップ担当部長 石井のぞみ先生

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これらのポーズは医学的に推奨できません。理由は、この時期の赤ちゃんが生理的に、自分からとる姿勢では決してないからです。

子どもは自分から、その時点での自分の能力以上の不自然な格好をしたりはしません。

例えば子どもが自分から頬杖で頭を支えるような姿勢になるのは早くても2歳以降でしょう。

寝返り出来れば5ヶ月頃からうつ伏せポーズは取りますが、最初は頭が上がるだけ、次に肘で支えて胸まで起こすようになり、最後に腕全体が伸びて上半身が起き上がりハイハイにつながっていきます。

腕の筋力に対して頭の重量が重すぎるためハイハイ段階でも、まだ腕だけで頭を支えることは出来ません。

上記の私の記述は全て子どもが自分から自力で行う場合についての話で、大人から指示されたり手伝われたりしたものは含みません。

後者は非生理的な姿勢であり、その時の子どもの能力と合致していない場合があるからです。

大人が同じポーズで体重の3分の1程度、つまり20kg近い物(頭)を頬杖だけで支えろと言われたら出来るでしょうか?

七五三や入園式の記念写真ポーズも微笑ましいものですが、何気なく自然な姿を撮っただけでも抜群に可愛く躍動感に溢れているのは、逆に子ども時代だけの特権でもあります。

低月齢であればある程、子ども自身が生理的な姿勢や動作をしている自然体のシャッターチャンスをつかまえることが、安心安全にもつながります

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赤ちゃんが自然な姿で撮影することが、安心安心に繋がります。

医学の知識の薄いカメラマンに不自然なポーズをリクエストすることは、リスクがあることを十分ご理解ください。


 
 
 

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